【イスやソファの選び方や種類などを紹介していきたいと思います。】
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【イスの種類】
・イージーチェア
一人掛け用のイ
スです。主に本を読むとき、テレビや景色を見るときなど、ゆっくりしたいときに使うイスです。イージーチェアは深くゆったりと座れ、肩のあたりまでイスの
背がきます。一人掛け用のソファと区別がつきにくいですが、ソファの場合はファブリック(布地)ですべて包まれているモノが多いです。
ハンス・j・ウェグナーやフィン・ユールなど、有名なデザイナーが多くのデザインをしており、多くの名作が生まれています。(左写真は、フィン・ユールの
イージーチェアNV−45) ゆったりと座れるだけでなく、肘を置いたときの感触、見た目の美しさにもデザインが生きています。
日本では、畳の文化からイージーチェアのようなイスが発展しておらず、世界的に有名なイスでも、あまり知られていません。最近では、おしゃれなカフェなど
で使われていたりします。ぜひ、そのような場所でいろいろなイスを座ってみて下さい。
・デスクチェア(ワーキングチェア)
デ
スクチェアは、近年のパソコン社会において発展してきたものです。いわゆデスクワークが増加してきたことで、長時間座って仕事をすることが増えてきまし
た。また、パソコンでの作業が主となっており、それ考慮したサイズ、機能を持ち合わせたものが生まれてきました。基本的には、そのような“機能重視”のも
のが多く、長時間座っても疲れにくいイスが生まれ、現在では、疲れにくいだけでなく、仕事の能率を上げるようなイスが生まれています。(左写真は、ハーマ
ンミラー社のアーロンチェア)
ワーキング用のセブンチェア(フリッツ・ハンセン社)といった、デザイン性を兼ね備えたものもあります。
“機能美”をとるか、“デザイン性”をとるか・・・お好みで。
・カウンターチェア
カ
ウンターチェアはハイスツールとも呼ばれます。バーなど、カウンター越しに立っている相手と、高さを合わせるため、座面が一般的に70cm以上あり、足元
にはステップが付いています。最近では、カウンターキッチンの増加により、家庭でもカウンターチェアが使われることが多くなってきました。日本製の木製カ
ウンターチェアも徐々に増えています。(左写真は、吉永圭史デザイン、宮崎椅子製作所の吉カウンタースツール)
・ラウンジチェア
ラ
ウンジチェアはイージーチェアとも似た部分がありますが、イージーチェアに比べ、より身体を預けやすくなるよう、背が傾いているものが多いです。自分で背
の角度を調節できるものもあります。オットマン(足のせ)が付いているものも多く、足を上げることで、身体全体をイスに預けることが出来ます。リラックス
をすることを重視したイスです。自宅でお気に入りのラウンジチェアに座りながら、映画を見るという、プチ贅沢をしてみたいものです。(左写真は、チャール
ズ&レイ・イームズデザインのラウンジチェア)
・スツール
スツールとは、肘かけや背もたれがないイスのことを言います。主に補助用のイスとして使われ、足のせに
も使われます。(足のせ用に作られたものはオットマンと言います。)
イスとしてだけでなく、装飾用としても使われ、ちょっとした台にもなります。小さな観葉植物や、写真立てを置くために使用しても良いと思います。
(左写真は、柳宗理デザイン 天童木工のバタフライスツール)
他にもロッキングチェア、寝椅子、座椅子、ベンチや、折りたたみイスなどがあります。
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